2008/08/17

代替医療について

代替医療とは現代西洋医療以外の医療を総称しています。

病気の予防目的に行うものは、代替医療です。
従って、日本で言う「養生」なども代替医療です。

青汁、黒酢、生姜湯、緑茶、玄米なども予防のために摂取すると代替医療。
ほか、サプリメント、健康食品を摂る事、早寝早起き、散歩、瞑想、等も代替医療に入ってしまいます。

私には、現代西洋医療(医学)に代替するという考え方は、西欧文明の横暴と感じられます。

それはさておき、代替医療について触れてみます
◆◇------------【 西洋医学への不安 】-------------◇◆

現代西洋医学に対して、いま大きな疑問や不安がもたらされています。
薬害、医療事故、不正経営、医師・医療従事者の倫理観などがそれです。

また、治療を受ける側での、治らない、苦痛、屈辱、高額、見放された、等々言葉にならない思いが医者や病院への不満、不信、恐れ、となって蓄積されています。

かといって、頼るべきものはほかにない。

勇気を持って、というか、やむにやまれず、自分で自分の納得いく治療方法、治療施設(者)を求める人も多くなっています。

そこでよく耳にするようになったのが「代替医療」という言葉です。
今回は、代替医療に触れてみました。


◆◇------------【 患者の切実、医者の無理解 】-------------◇◆

代替医療が大きくクローズアップされてきたのはここ10数年のことではことではないでしょうか。

人間は勝手なもので、健康な間は、それほど健康に気遣いません。
あるいは、予防のためにお金と時間を費やそうとは思いません。
代替医療は予防医学とよくいわれますが、広い意味で予防を意識した代替医療は、大げさに言わず、△△△健康法と呼ばれていると思います。

現在、代替医療を切実に求め、或いは実践しているのは、何らかの治療効果を求めている方々だと思います 医療従事者よりも、ガンなどの難病の患者さんたちととその家族といえるでしょう。
それも現在の西洋医学における、その治療の厳しいリスク、厳しい割には治癒率が低いこと、さらには医者と患者の大きな隔たり、或いは病院の運営姿勢に大きな疑問が抜き差しならないところまできている場合もあります。

さらに、このような状態に追い討ちをかけるのが、ほとんどの医師・病院が「代替医療」に対して知識がない、それだけでなく、はなから相手にしない、あるいは馬鹿にする、否定する、というケースが多いことです。

患者さんは従って、黙って健康食品を利用する、あるいは△△療法を実践しているのをひた隠す。
そんな環境が一般的だと思われます。


◆◇------------【 アメリカで研究が進む代替医療 】-------------◇◆

では、代替医療とは何でしょうか。
概観してみます。

「現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称」とおおむね定義されています。

アメリカでは、alternative medicine(代替医学)またはalternative and comp lementary medicine(代替・補完医学)という言葉が使われています。

また、ヨーロッパでは、complementary medicine (補完医学)という言葉が好んで使われることが多い様です。

大雑把に言えば、現代西洋医学以外の医療、それが代替医療です。
従って、ここでいう科学的検証は西洋医学的検証のこと。
臨床未応用の医学・医療体系、の臨床とは西洋医学的検証という意味です。

しかし、世界は広く、また西洋医学がすべてではありません。
国連世界保健機関(WHO)は世界の健康管理業務の65から80%を"伝統的医療"と分類しています。
つまり、代替医療の世界は世界の過半数を占めているのです。
では、この代替医療を採用している国々、民族は後進国、あるいは未開の民族なのでしょうか。
決してそうではないはずです。

西欧的価値観、それに基づく医療の世界も、地球規模では、一つの地方文化・技術なのです。

アメリカの凄いところは、西洋文化・現代医療世界の中心であるにもかかわらず、いや、そうであるからこそ、逆に、代替医療の研究も盛んなところです。

1992年米国議会がNIH(米国国立衛生研究所)内において世界的な最先端医学研究施設の一つとしてOAM(代替医療事務局)を設立し、現在、OAMには年4千万ドルの資金が充てられています。
OAM設立以来、この分野の科学的研究は急速に進み、ハーバード、コロンビア、スタンフォード大学など10ケ所に、研究センターが設立され、一部学生に対する講義も始まっています。
日本とは雲泥の差と言えるでしょう。

また、アメリカ国民の35%(1998年現在)が、何らかの代替医療を利用しているとう事実です。
この数字は今も増え続けていると言われています。


◆◇------------【 多種多様の代替医療 】-------------◇◆

では、代替医療と呼ばれるものはどのようなものがあるか。

列挙してみます。

中成薬(漢方薬) 鍼(はり) 灸(きゅう) 指圧 按摩 マッサージ カイロプ ラクティック オステオパシー 整体 推拿(すいな) アーユルヴェーダホメオパシー(同種療法) ナチュロパシー 気功 太極拳 光線療法  アメリカ先住民の治療法  アロマテラピー(芳香療法)  芸術療法 栄養補助食品  断食とジュース療法 フラワー・レメディ(バッチフラワー) 薬草(ハーブ)療法  菜食主義(ベジェタリアン) プラシーボ効果 がんの生物学的療法 シッダ医学  マクロビオティック(玄米菜食、正食) ライフ治療(ライフセラピー) 免疫療法  (リンパ球療法など) サメ・ウシの軟骨療法 粉ミルク健康法 交流分析(TA)  メガビタミン療法 食事療法 精神・心理療法(サイコセラピー) 温泉療法(湯 治) 酸素療法 ミツバチ療法 頭蓋仙骨療法(SOT) クリスタル・ヒーリング  チベット医学 ラテンアメリカの僻地医療 ブルー光治療と人工光照射 電気的はり  電磁場(波動)療法 水療法 ロルフィング 音響療法 内観療法 乾布摩擦  電気刺激と磁気神経刺激 生体場治療 催眠(ヒプノ)療法 バイオフィードバック リラクセーション法 瞑想 ボディワーク 大腸解毒療法 環境医学 民間薬  ヨーガ サポートグループ 祈祷療法 誘導イメージ療法 音楽療法(ミュージック セラピー) ダンス療法 抗酸化剤 細胞療法 キレーション療法 代謝治療 酵素療法 ユーモア療法 セラピューティック・タッチ(タッチセラピー、手かざし) イメージ法と視覚化法 キルリアン写真術 細胞注入療法 神経療法 リフレクソロジー(足裏マッサージ、フットケアー) ゲルソン療法 アレクサン ダーテクニック 十字式健康法 飲尿療法 真向法 西式健康法 良導絡 丹田呼吸法 色彩療法(カラーパンクチャー) 耳つぼダイエット 生物学的歯科医学操体法 レイキ(霊気)療法 気合術  座禅 前世療法 自律訓練法 導引術 温冷療法 代謝療法 信仰療法 祈りとスピリチュアリティ シャーマニズム エアロビックス 内観法 スケーラー療法(チャクラ調整) 森田療法 園芸療法 (ホーティセラピー) マイナスイオン健康法 ラジオニクス<A・エイブラムス> 甲田式小食療法 肥田式健康術 植物療法(フィトセラピー) ジオパシック・ストレス調整 風水・気学 爪もみ健康法 関節運動学的アプローチ(AKA) ゲシュタルト療法 笑い療法 磯谷式力学療法 アニマルセラピー 生きがい療法 足立健康学療法 自律神経免疫療法 ウォーキング ビワの葉温圧療法 歯科咬合治療 プロバイオティクス ユニナ医学(アラビア医学) 足浴・下半身浴療法 ヘラーワーク 絵画療法 ファスティング(半断食法) サイモントン療法 シュタイナー医学 など
(北海道代替療法研究所http://www11.plala.or.jp/hokkdika/index.html から引用させていただきました)


◆◇------------【 今は、自力で見つける代替医療 】-------------◇◆

現在、西洋医学と非西洋医学の統合、融合を目指すべきだという声が、医療従事者やその周辺から起こっています。

いわゆる統合医学を唱える方も多くいます。

切実な病を克服するのは、結局、自分自身の力によるものです。

代替医療の世界をざっと見渡しただけで、それこそあまたの療法があります。
そこには、単に、どの療法にしようかという問題よりも、科学とは何か、医学とは何か、西欧文明とは何か、日本の文化文明とは何か、あるいは、精神・心とは何か、何を根拠に生きるべきか、最終的に自分は何に価値を置くのか、という問題が広がっています。

病むことで、自分の本質への旅が始まる。
代替医療のことを考えて、私は、そんな感想を持ちました。